迷想

頭のなか

20161022

タイトルが思い浮かばなかった。

たまに人生を振り返る時がある。
どこがいけなかったのかとか、あの時どうすれば正しかったのかとか。
一方で生きていくうえで正しさなどは存在しなさそうだなとも思う。
人生は1秒1秒が枝分かれしていて、選択を間違ったと思ってもそのすぐ先にまた幾つもの選択肢が存在している。
そして幾つもの選択肢もまた回りに回ってどこかの過去に現れただろう選択肢に辿り着くこともある。
年を重ねないと気付かない道も出てくる。

人生を振り返ってみて、本当に間違った選択をしたのはたぶん後にも先にも高校3年の春だと思う。7年近くも引きずるものなんてそうそうない。他人を巻き込んだ選択をした。
それ以外は何かトラブルが起きた直後くらいしか「あの時ああすれば良かった」なんて思わない。為るべくして為ったことだったのだと都合よく解釈しておしまい。

未来のことはよくわからない。漠然とこうありたいだとか、こうなるといいなとか、それくらい。遠い将来のことを考える生き方はしないようになった。
未来を決めつけてそこしか見なくなると、そこに辿り着けなくなった瞬間に自暴自棄になるだろうなとなんとなくわかる。

たぶんね、未来を決めて生きてる人ほど過去を省みてどうしようもないことをああでもないこうでもないってもがくんだろうなって思う。

振り返ることは悪いことじゃない。それで何かの選択肢が増える(気付ける)こともあるだろうし。
ただ、そこに固執しないで生きたいね。呪縛みたいなものだから。